Close To The Edge(危機) | イエス

Close To The Edge(危機)ジャケット今回ご紹介する名盤は1972年にリリースされた、イエスの「Close To The Edge(危機)」です。

このアルバム日本では考えられないことになんと収録曲が3曲なんです。LP時代にはA面1曲、B面2曲の計3曲だったわけですが、1曲目、2曲目はそれぞれ4つの楽章から構成されており、1曲目は18分50秒、2曲目は10分09秒と超大作志向のアルバムなのであります。さらに驚いたことに2003年にCDのリマスター盤が発売された際には4曲(曲数だけでいったらオリジナルより多い)のボーナストラックが追加されているのであります。

オープニングであり表題曲の「Close To The Edge(危機)」でありますが、第1楽章の「The Solid Time Of Change(着実な改革)」小川のせせらぎと小鳥のさえずりのSEでさわやかに始まったかと思うと、いきなり硬い音質のギターと妙に大音量のベースの絡みによるイントロダクションが壮大な楽曲がスタートしたこと告げるかのごとく、聴き手に緊張感を与えてくれるのです。「The Solid Time Of Change(着実な改革)」のイントロ時点および歌の部分において、すでに曲調の変化が見られ「あれっ今第何楽章?」という感じになりますが、そこは落ち着いて歌詞カードを見るとして…。逆に第1楽章「The Solid Time Of Change(着実な改革)」から第2楽章「Total Mass Retain(全体保持)」へは違和感なく展開し、さらに「The Solid Time Of Change(着実な改革)」のメロディと歌詞が再度登場するので「あれっまだ第1楽章?」と思ったりもしますが、そのあたりの組み立ても18分50秒の大作に冗長さを感じさせない部分であるかもしれません。スローな第3楽章「I Get Up, I Get Down(盛衰)」からオルガン・ソロを経てクライマックスの第4楽章「Seasons Of Man(人の四季)」に突き進むわけですが、本当に見事な構成です。この曲だけでもこのアルバムを購入する価値は十分すぎるほどあります。

2曲目の「And You And I(同志)」はアコースティックな雰囲気を持つ楽曲で、「The Solid Time Of Change(着実な改革)」同様4つの楽章で構成されておりその展開は壮大なスケールを感じさせる楽曲に仕上がっています。3曲目の「Siberian Khatru」は複数の楽章で構成されていない楽曲でありますが(それでも8分57秒あります)、ギターのリフがかっこよく、このよくできたアルバムの最後を飾るにふさわしい曲となっています。

この作品、3曲のみ収録のアルバムでありながら、予約だけでゴールド・ディスクを獲得したらしいです。前作「Fragire(こわれもの)」の評価も当時相当高かったのでしょうね。キーボードのリック・ウェイクマンの加入はイエス・サウンドに多大な影響をもたらしたようです。また、この2作はドラムスのビル・ブラッフォードとリック・ウェイクマンが同時に在籍した、イエスの歴史の中でも最高の時期に発表された作品です。

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