DOOKIE(ドゥーキー) | グリーン・デイ

ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

DOOKIEジャケット今回ご紹介する名盤は1994年にリリースされたグリーン・デイの「DOOKIE」です。

本作は「DOOKIE」はグリーン・デイのメジャー・デビュー・アルバムで通産では3作目のアルバムになります。また、本作はグラミー賞の最優秀オルタナティブ・アルバム賞を受賞したほか、ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500(例の…)には193位にランクインするなど非常に評価が高く、また商業的にも大成功しており2011年の時点で1,500万枚を売り上げ、グリーン・デイのアルバムの中においても最も売れたアルバムとなっています。

グリーン・デイといえばポップ・パンクの雄であり、ポップ・パンクを世に広めたバンドとしても有名であります。そもそもパンク・ロックというのは、ほとんど若者しか聴かない音楽であったのでしたが、そこにメロディアスな要素を取り込んだのがこのポップ・パンクであり、その結果商業的に成功と閉鎖的であったグラミー賞の獲得へと繋がっているかもしれません。そもそもロックというのはアメリカ発祥であるはずなのに1970年代、1980年代という時代はもう完全にイギリスのものとなっていました。1990年代に入ってその鬱憤を晴らすかのようにオルタナティヴ・ロックやポップ・パンクというジャンルが台頭し、大衆に受け入れられるようになるのであります。

グリーン・デイのサウンドはパンク・ロックがベースにした疾走感、一度聴くと耳に残ってしまいそうなポップなメロディはいかにも商業的な感じがしますが、グリーン・デイが結成された1980年代後半というのはもうロック・シーンでは完全にパンク・ロックというのは廃れていたはずであっただろうし、そこに新たな解釈を生み出してロック・シーンにパンク・ロック再び登場させ、大衆のハートを鷲掴みにしてしまうところにこのグリーン・デイというバンドの大きな功績があるように思われます。

このアルバムからは4曲目「LONGVIEW」、5曲目「WELCOME TO PARADISE」、7曲目「BASKET CASE」、8曲目「SHE」、10曲目「WHEN I COME AROUND」と5曲がシングル・カットされています。特に本作5曲目に収録されている「WELCOME TO PARADISE」なのですが、この楽曲1992年のアルバム「KERPLUNK」に収録された曲の再録音らしいのですが、なかなか骨太のロックという感じで筆者お気に入りの1曲であります。ちょっとグリーン・デイらしくないといった感がありますが、1970年代から1980年にかけてロックを聴いてきたものにとっては非常に心地よいロック・サウンドに仕上がっています。

それにしても1990年代のバンドにしては曲が短いですよね。14曲も収録されていながらアルバムの長さは40分弱です。2分台の楽曲がメインで、隠しトラックが入っている楽曲「F.O.D.」でさえが5分台なのです。アルバムを通して聴いているとなんともいえない潔さを感じてしまいます。

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ALL THINGS MUST PASS(オール・シングス・マスト・パス) | ジョージ・ハリスン

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ALL THINGS MUST PASSジャケット今回ご紹介する名盤は1970年にリリースされたジョージ・ハリスンの「ALL THINGS MUST PASS」です。

ザ・ビートルズは1970年4月10日にポール・マッカートニーの脱退宣言により事実上解散します。そしてアナログ盤LPレコード3枚組という大作である本作「ALL THINGS MUST PASS」がリリースされたのは1970年11月27日であるということから、ジョージ・ハリスンはザ・ビートルズ活動中にかなりの数の楽曲を制作、またそれをストックしておいたことによりこのようなアルバムが短期間のうちに完成されたことが窺えます。ザ・ビートルズ時代はどうしてもジョン・レノン、そしてポール・マッカートニーの楽曲が優先されることとなり、ジョージ・ハリスンはメンバー間でも3番手扱いを受けていたようです。

その鬱憤を晴らすかのように完成されたこの「ALL THINGS MUST PASS」は全英・全米ともに第1位を記録するなど商業的にも成功を収め、当初ザ・ビートルズ解散後にヒット作を先にリリースするのはジョン・レノンなのか、はたまたポール・マッカートニーなのかというメディアの関心をよそに真っ先にヒット作を仕上げたのはジョージ・ハリスンであったのでした。ザ・ビートルズでは、その片鱗を覗かせる程度にしかジョージ・ハリスンの楽曲は採用されていませんでしたが、このアルバムではジョージ・ハリスンのソング・ライターとしての才能が遺憾なく発揮されています。

ボブ・ディランとの共作であるオープニングの「I'D HAVE YOU ANYTIME」ではいきなりエリック・クラプトンのギター・ソロで始まるという贅沢さ、そして2曲目の「MY SWEET LORD」はアルバムからのファースト・シングルで、アメリカでは4週連続、イギリスでは6週連続でチャート1位に輝き、元ビートルズのメンバーとしては、初のNo.1シングルとなりました。4曲目「ISN'T It A PITY(VERSION ONE)」は共同プロデューサーであるフィル・スペクターによるウォール・オブ・サウンド効果的なバラードでザ・ビートルズのアルバムに収録されていてもおかしくない秀逸な楽曲です。アナログ盤B面1曲目でCDでは5曲目にあたる「WHAT IS LIFE(美しき人生)」はイギリスでは「MY SWEET LORD」のB面、アメリカではセカンド・シングルとしてリリースされています。ホーン・セクションが印象的なソウルフルなナンバーです。B面ラストでCDでは9曲目の「RUN OF THE MILL」はポール・マッカートニーに向けたメッセージ・ソングでザ・ビートルズ時代に抱えていたジョージ・ハリスンの感情を垣間見ることができます。

LPでは2枚目C面の1曲目に当たる10曲目「BEWARE OF DARKNESS」もジョージ・ハリスンらしいミディアム・テンポのナンバーでレオン・ラッセルがカヴァーしています。C面3曲目でCDでは12曲目の「Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)(サー・フランキー・クリスプのバラード)」はフィル・スペクターが大変気に入った1曲であります。LPではC面のラスト、CDでも1枚目のラストを飾る表題曲「ALL THINGS MUST PASS」はザ・ビートルズとして活動中の1968年に作られた曲で、「GET BACK」セッションでも取り上げられましたが、リハーサルのみで終わってしまった楽曲です。この曲をアルバムタイトルにしたのもザ・ビートルズ時代の扱いへの思いからでしょうか。2枚目の中で個人的に一番好きな楽曲がD面2曲目のCDでは2枚目の2曲目にあたる「ART OF DYING」このアルバムでは最も古い楽曲で1966年から67年頃に作られたロック・ナンバーでエリック・クラプトンがワウ・ペダルを駆使したギターを披露しています。通称ホワイト・アルバム「The BEATLES」に収録されていてもよかったのではないかと思えるナンバーです。

LPでは3枚目の1曲目、CDでは2枚目の5曲目「OUT OF THE BLUE」以降は「APPLE JAM」と呼ばれるセッションを集めたもので個々の楽曲については触れませんが、デレク&ドミノスや元クリームのドラマーであるジンジャー・ベイカー、ピアノにビリー・プレストンなど豪華なメンバーが参加しており聴き応え十分です。エリック・クラプトンの「LIVE ON TOUR 2001」でビリー・プレストンがツアー・メンバーとして参加していましたが古い付き合いだったんですね。

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APPETITE FOR DESTRUCTION(アペタイト・フォー・ディストラクション) | ガンズ・アンド・ローゼズ

ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

Appetite_for_destruction今回ご紹介する名盤は1987年にリリースされた、ガンズ・アンド・ローゼズの「APPETITE FOR DESTRUCTION」をです。

本作は非常にストレートなハード・ロック・サウンドで全編構成された作品でありますが、なんと世界中で2800万枚以上売り上げた超ヒット作なのであります。バンド・メンバーの素行の問題でMTVがPVの放映を見合わせていましたが、レコード会社との交渉の末「WELCOME TO THE JUNGLE」が放映されることになり、その50週後に全米1位になるという経緯で80年代の名盤という地位を確固たるものにしました。確かに「WELCOME TO THE JUNGLE」はインパクトがある名曲で、好きでも嫌いでも一度聴いたら耳から離れなくなる、そんなタイプの曲でとてもスリリングに仕上がっています。

このアルバム、現在でこそ十字架をモチーフとしたアルバム・ジャケットですが、発売当初はロボットが女性をレイプする絵画のジャケットでした。そしてこの絵画のタイトルこそが「APPETITE FOR DESTRUCTION」なのであります。いまでもCDの歌詞カードをその絵画を目にすることができます。

シングル・カットは「It's So Easy」「Welcome to the Jungle」「Sweet Child o' Mine」「Paradise City」「Nightrain」の5曲でMTVで放映を拒否されていた「It's So Easy」こそあまり振るいませんでしたが、「Welcome to the Jungle」「Sweet Child o' Mine」「Paradise City」はいずれも全米一桁、「Sweet Child o' Mine」に限っては全米1位を獲得しております。これなんか個人的には意外な感じがします。このアルバムのリード・チューンはやはりなんといっても「Welcome to the Jungle」で、この曲がバカ売れしているものだとばかり思っていました。アクセル・ローズの音域の広いヴォーカル、好き勝手に奏でる二人のギタリストスラッシュとイジー・ストラドリン、ダフ・マッケイガンのメロディアスなベース、迫力あるスティーヴン・アドラーのドラム、この5人で織り成す楽曲は粒揃いの名曲揃いといったところでしょうか。

しかしこのバンド、現在当時のメンバーで残っているのはヴォーカルのアクセル・ローズのみ。メンバーの入れ替わりが激しいバンドなんですね。そもそもデビュー前にバンド名の由来ともなっているギタリストのトレイシー・ガンズが脱退、1991年ギタリストのイジー・ストラドリンが脱退、1990年にはドラッグ中毒でドラマーのスティーヴン・アドラー(これはやむを得ないですね)、アクセル・ローズがリード・ギタリストのスラッシュ相手に訴訟を起こし1996年スラッシュ脱退、1998年にはベーシストのダフ・マッケイガン脱退とこの時点でオリジナル・メンバーはアクセル・ローズだけになってしまいました。2012年にロックの殿堂入りを果たしたガンズ・アンド・ローゼズですが、もうこのような名盤を手掛けることは難しいかもしれません。

ハードなロックン・ロールの名曲がずらりと並ぶ本作ではありますが、その最後を飾る「ROCKET QUEEN」の間奏部分に登場する女性の喘ぎ声、これスタジオでアクセル・ローズが女性と行為に及んでいるときに録音されたものらしく、そう思うとなぜか興奮度も増してしまいます。

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