THIS YEAR'S MODEL(ディス・イヤーズ・モデル) | エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ

ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

THIS YEAR'S MODELジャケット今回ご紹介する名盤は1978年にリリースされたエルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズの「THIS YEAR'S MODEL」です。

本作はエルヴィス・コステロのセカンド・アルバムであり、バック・バンドであるジ・アトラクションズを結成してからは初のアルバムとなります。デビュー・アルバム「MY AIM IS TRUE」でバックを務めていたのが、当時クローヴァーと名乗っていたのちにヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとなるバンドであります。しかも当時このデビュー・アルバムは日本では発売されず、本作「THIS YEAR'S MODEL」が日本でリリースされた初めてのアルバムということになります。

エルヴィス・コステロも楽曲で日本で馴染みのあるものといえば、1999年4月から2003年3月までフジテレビの「情報プレゼンター とくダネ!」のオープニング・テーマとして使用されていた「VERONICA」、映画「ノッティングヒルの恋人」の恋人で使用された「SHE」、チャーリー・チャプリンのカヴァー曲で明石家さんまと木村拓哉が共演したドラマ「空から降る一億の星」のエンディング・テーマ「SMILE」と、エルヴィス・コステロの名前は知らなくとも曲を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。また、Mr.Childrenの桜井和寿も1995年のシングル「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」で「パクった」と公言しているエルヴィス・コステロでありますが、そういえば声や歌い方が桜井和寿と似ているように感じるのは私だけでしょうか。

エルヴィス・コステロといえば、黒縁メガネをかけたそのルックスから想像がつかないほどに尖ったパンキッシュなサウンドを披露してくれるのですが、メロディはかなりポップなセンスを持っており、メロディ・メイカーとしての才能の豊かさも感じさせてくれます。大衆に媚びを売ることなく、それでいて常に商業的にも成果を収めており、そのミュージシャンとしてのキャリアはまさに理想的といわざるを得ません。エルヴィス・コステロが登場した当時、「エルヴィスっていったらプレスリーだよね」と思っていたのですが、なんとこの芸名のファースト・ネームはエルヴィス・プレスリーに由来するそうであります。

その名前とルックスから多少ふざけた感のあるエルヴィス・コステロでありますが、アルバムの内容はいたってまじめ(当たり前?)でありまして、オープニング・ナンバー「NO ACTION」は疾走感溢れる鋭いロック・ナンバーに仕上げられており、聴くものの心をいきなり鷲掴みにします。2曲目で表題曲の「THIS YEAR'S MODEL」3曲目の「THE BEAT」はミディアム・テンポのいかにもエルヴィス・コステロらしいナンバーが続き、4曲目の「PUMP IT UP」ではイントロのベース・リフから踊りだしたくなるようなナンバーと展開していき、スローなナンバー5曲目の「LITTLE TRIGGERS」ではメロディ・メイカーとしての才能が遺憾なく発揮されております。というような感じでアルバム全体を通してエルヴィス・コステロ・ワールドが炸裂しております。

13曲目の「RADIO RADIO」かっこいいなぁと思っていたら、これ本国イギリスでは独立シングルとしてリリースされたボーナス・トラックなんですね。私の所有している盤には6曲のボーナス・トラックが収録されているのですが、シングル「RADIO RADIO」B面の「BIG TEARS」も収められていて、こちらはザ・クラッシュのミック・ジョーンズのギターがフィーチャーされているようです。ボーナス・トラックなんて不要というのが持論なのですが、この2曲はちょっと得した感がありました。

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GOODBYE YELLOW BRICK ROAD(黄昏のレンガ路) | エルトン・ジョン

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GOODBYE YELLOW BRICK ROAD(黄昏のレンガ路)ジャケット今回ご紹介する名盤は1973年にリリースされたエルトン・ジョンの「GOODBYE YELLOW BRICK ROAD(黄昏のレンガ路)」です。

最近のエルトン・ジョンの活躍で印象深いのは、自動車事故で亡くなったダイアナ元皇太子妃への追悼歌「CANDLE IN THE WIND」ではないかと思われます。世界で3700万枚売れシングル盤の世界記録を塗りかえてしまったダイアナ元皇太子妃追悼盤「CANDLE IN THE WIND」は、元々マリリン・モンローへ捧げた曲を歌詞も含めてリメイクしたもので、そのオリジナル・ナンバーが収録されているのが、エルトン・ジョンのアルバムの中でも最高傑作といわれるこの「GOODBYE YELLOW BRICK ROAD(黄昏のレンガ路)」なのです。

このアルバムは、いきなりプログレかと思わせるほどの壮厳さを感じる「FUNERAL FOR A FRIEND(葬送)~LOVE LIES BLEEDING(血まみれの恋はおしまい)」のメドレーからスタートします。私が所有している歌詞カードには、最初の曲の歌詞のタイトルが「UNERAL FOR A FRIEND」となっておりますが、曲の作りと歌詞の内容から察するに「FUNERAL FOR A FRIEND(葬送)」がインストゥルメンタル・パートで「LOVE LIES BLEEDING(血まみれの恋はおしまい)」がロック・チューンの「LOVE LIES BLEEDING(血まみれの恋はおしまい)」が正解と思われます。

2曲目はダイアナ妃追悼用にリメイクされた「CANDLE IN THE WIND(風の中の火のように(孤独な歌手、ノーマ・ジーン))」であります。翌年にはイギリスでシングル・カットされていません。ライヴ・アルバム「ELTON JOHN LIVE IN AUSTRALIA WITH THE MELBOURNE (エルトン・スーパー・ライヴ~栄光のモニュメント~)」からシングル・カットされ(この時はアメリカでもシングル・カットされました)、全英チャートで最高5位、ビルボードで6位を記録しております。

3曲目の「BENNIE AND THE JETS」はシングル・カットされ、全米で1位そして白人として初めてR&Bチャートの1位に輝いたそうです。ライヴ音源のように聞こえますが、歓声や拍手はスタジオ録音後に付け加えられたSEです。サザン・オール・スターズの「勝手にシンドバッド」の「シャイなハートに…」の部分はこの曲からパクったと桑田佳祐本人が公言していたようです。4曲目は表題曲の「GOODBYE YELLOW BRICK ROAD」(なぜか曲名のときは邦題が付きません)、とにかくメロディが美しすぎます。その他にも1枚目最後となるジャジーなピアノのイントロが印象的な「I'VE SEEN THAT MOVIE TOO(僕もあの映画をみている)」、シングル・カットされヒットしたロック・チューン「SATURDAY NIGHT'S ALRIGHT FOR FIGHTING(土曜の夜は僕の生きがい)」など17曲も収録されそのすべてが名曲といってもいいくらいなのです。

アナログ2枚組みということで内容も盛り沢山、名曲が多すぎてブログ1記事ではとても語り尽くせません。現在はCD1枚にすべて収録されていて、Amazonでは1,751円というとてもアナログ2枚分とは思えない価格で販売されておりますので、興味のある方はお試しください。

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Hotel California(ホテル・カリフォルニア) | イーグルス

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Hotel Californiaジャケットまたまた超久しぶりになってしまった今回ご紹介する名盤は1976年にリリースされたイーグルスの「Hotel California」です。

タイトルチューンの「Hotel California」はあまりにも有名すぎる楽曲ではありますが、その他にものほほんとした雰囲気を持つ「New Kid In Town」、ロックチューンの「Life In The Fast Lane(駆け足の人生)」、ドラマティックなバラード「Wasted Time(時は流れて)」など聴き所満載なアルバムに仕上がっており、グラミー賞最優秀レコード賞なども受賞している名盤中の名盤です。

その中にあっても「Hotel California」は哀愁漂う名曲な訳ですが、この曲を始めて聴いたころ「Welcome to the Hotel California」というサビの歌詞とこのメロディーの持つ雰囲気が似つかわしくないな印象を受けたものです。後々わかったのですが、この曲の歌詞の内容がロックが産業化してしまったことへの憂いについて書いたものだったのですねぇ。日本語の曲にはなかなか見られない奥深さです。

まぁざっと要約すると、マリファナを吸いながらドライブしていたら疲れちゃったのでたまたま休もうと思って入ったホテルがこの「ホテル・カリフォルニア」だったわけで、やたら金持ってそうな宿泊客が踊り狂っていたり、ワインを注文すれば「1969年以来そんなもんはねぇ」といわれたりで、こんなところにはいつまでもいられないと思って出口を探そうとしていたらホテルの人がこんな事いい出しやがった。「この宿命を受け入れなければならないのです。好きな時にチェックアウトできるけど、あなたは決してここを離れることはできません」ってな感じです。細かいところは「ホテル・カリフォルニア 歌詞」でググって調べてください。

歌詞もなかなかよいのですが、最後のドン・フェルダーとジョー・ウォルシュのギターソロもいろいろなタイプのチョーキングが織り成す表情など味わい深く、ギター初心者のチョーキング練習曲としては最適です。

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All 'N All(太陽神) | アース・ウィンド・アンド・ファイアー

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All 'N All(太陽神) ジャケット久しぶりの更新となりました今回ご紹介する名盤は1977年にリリースされダブル・プラチナ・アルバムを獲得した、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「All 'N All(太陽神)」です。

日頃はあまりこのようなファンク系ミュージックは聴かないのですが、当時とてもギターの上手な先輩の家に遊びに言った際に「ギター上手くなりたいんだったらこういうのをコピーしたほうがいいよ。」といって聴かせてくれたのがこのアルバムとの出会いであります。当時、高中正義などを好んでよくコピーなどをしていた私にとっては(フュージョン系にはまっている時期もあったんです)、あまりにもギターの存在が裏方過ぎてポカーンとしてしまったものですが、まぁ先輩がそう言うならということで購入し改めて聴いてみたら、アル・マッケイのカッティングに思わずやられてしまいました。

曲も大ヒットを記録した「FANTASY(宇宙のファンタジー)」、「JUPITER(銀河の覇者)」が収録されており、特に「FANTASY(宇宙のファンタジー)」はアース・ウィンド・アンド・ファイアーを知らない人でもどこかで聴いたことがあるのではないかというほど日本でも馴染みのある楽曲です。その他にも「I'LL WRITE A SONG FOR YOU(聖なる愛の歌)」ではバラード曲をフィリップ・ベイリーがファルセットで見事に歌い上げてくれたり、間奏曲なのになかなかファンの間では人気のある「BRAZILIAN RHYME(ブラジルの余韻)」など聴きごたえ満点です。

また、ジャケットのイラストは日本人のイラストレーター長岡秀星氏によるものでこの作品以外にもアース・ウィンド・アンド・ファイアーのアルバムでは「RAISE!(天空の女神)」、「POWERLIGHT(創世記)」などのジャケットも彼の手によるものです。

プロデュースは、グループの中心人物モーリス・ホワイトによるもので、この人元々ジャズ・ドラマーだったんですね。そのモーリス・ホワイトと綺麗なファルセットで聴かせてくれるフィリップ・ベイリーのツインボーカル、アル・マッケイのカッティング・ギター、ヴァーダイン・ホワイトのリズミカルなベース、そして全体通して硬めに仕上げられているサウンド、すっかり打ち込み中心になってしまった最近の洋楽シーン(邦楽もか?)に辟易とし、もっと人間味のあるブラック・ミュージックを聴きたい方にはおすすめの1枚です。

いやぁ当時はアース・ウィンド・アンド・ファイアー=ディスコ・ミュージックというイメージ(確かに70年代のディスコ・シーンの中心的な存在でした)で聴かず嫌いでいたのですが、このアルバムを紹介してくれた先輩には感謝感謝です。

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