THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS(ジギー・スターダスト) | デヴィッド・ボウイ

ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS(ジギー・スターダスト)ジャケット今回ご紹介する名盤は1972年にリリースされたデヴィッド・ボウイの「THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS(ジギー・スターダスト)」です。

原題がなにやら異様に長いのですが、まぁかんたんに訳してしまえば「ジギー・スターダストとザ・スパイダース・フロム・マースの上昇と下降」といったとこなのでしょうが、当時は「屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」となんだかちんぷんかんぷんな邦題が付けられて発売されたようです。現在はEMIミュージック・ジャパンから発売されているので当時はなにかと誤訳が多かった(?)東芝系の会社から発売されていたのだと思われます。因みに現在の邦題はシンプルに「ジギー・スターダスト」です。

本作はデヴィッド・ボウイの代表作であるとともにグラム・ロックをも代表する名盤として名高い作品です。若い方はグラム・ロックと聞いてもピンと来ないかもしれませんが、特に音楽的にカテゴライズされたジャンルではなく、どちらかというと煌びやかなファッションであったり、SF的であったり宇宙趣味、未来趣味などもグラム・ロックとして扱われていたようです。由来は、魅惑的であることを意味する英語の「GLAMOROUS」から来ているようです。

本作はある意味コンセプト・アルバムであり、デヴィッド・ボウイ扮する宇宙からやってきた架空のキャラクター「ジギー・スターダスト」とそのバック・バンド「ザ・スパイダース・フロム・マース」が誕生し、そしてロック・スターとして成功を収め没落するまでをひとつの物語として描いています。ライヴ活動などもジギー・スターダストとして行っており、オーディエンスもデヴィッド・ボウイではなく虚像であるジギー・スターダストを讃えていたようです。そしてその活動は1曲目の「FIVE YEARS(5年間)」で世界は残り5年間しかないと歌っていることから5年間は続けられるのだろうと思われていたのですが、翌年の1973年のライヴでジギー・スターダストによる解散宣言であっけなく幕を閉じます。

肝心のアルバムの内容なのですが、特筆すべき楽曲はまずは1曲の「FIVE YEARS(5年間)」です。非常にシンプルな楽曲ながらもあと5年間しか時間が残されていないことを非常熱く歌い上げ、アルバム導入部分からリスナーの心を鷲掴みにします。この楽曲は後のデヴィッド・ボウイとしてのライヴでも取り上げられています。そして4曲目の「STARMAN」はアコースティックなナンバーなのですがデヴィッド・ボウイのダンディズムが滲み出てくる名曲です。6曲目の「LADY STARDUST」は美しいバラードのナンバーでこちらもお勧めの1曲です。9曲目の「ZIGGY STARDUST(屈折する星くず)」はミディアム・テンポのロック・ナンバーでこの楽曲もデヴィッド・ボウイのライヴで歌われています。

最近も新作をリリースし話題になっているデヴィッド・ボウイなのですが、その長いキャリアを追いかけていると常に時代の寵児であり、いつの時代においてもデヴィッド・ボウイの音楽やファッションがかっこいいのが驚きです。本作でその地位を確固たるものにしたのですが、それに飽き足らず常に時代の最先端にいるところは本当に凄いミュージシャンです。

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BROTHERS IN ARMS(ブラザーズ・イン・アームス) | ダイアー・ストレイツ

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BROTHERS IN ARMSジャケット今回ご紹介する名盤は1985年にリリースされたダイアー・ストレイツの「BROTHERS IN ARMS」です。

なぜか日本では知名度が低いのですが、イギリスでは絶対的存在のダイアー・ストレイツなのです。筆者もリアル・タイムでその存在は知っていましたし、このアルバムのジャケットや「MONEY FOR NOTHING」も知ってはいたのですがなぜか当時は食指が動かなかったのであります。最近になって聴いてみたらなんという素晴らしい内容、アメリカのルーツ・ミュージックを独自の解釈で再構築したレイド・バック・サウンド、マーク・ノップラーの独特なつぶやく様な低音ヴォーカル、アルバム全体に漂うダンディズム、どうして当時このアルバムを聴かなかったのか後悔したほどです。

本作のヒットのきっかけはスティングと共演している「MONEY FOR NOTHING」です。この楽曲はMTVに対する不満がテーマとなっているのですが、プロモーション・ビデオには当時としては最新鋭の3Dによるコンピュータ・グラフィックを導入、これがMTVで大量にオンエアされるという皮肉めいた形で、全米チャート3週連続で1位を獲得するなど爆発的にヒットしたのであります。また並行して行ったワールド・ツアーとの相乗効果により全世界で3000万枚以上のヒットを記録しています。

このアルバムはサポートのメンバーもすごい顔ぶれです。ランディ・ブレッカーとマイケル・ブレッカーのブレッカー・ブラザーズ、なぜか正式メンバーとしてクレジットされているドラムスのオマー・ハキム、ベーシストにトニー・レヴィン、当ブログで紹介している渡辺香津美の「TO CHI KA」のプロデュースも手掛けているマイク・マイニエリがヴィブラフォンで参加しています。そして2曲目の「MONEY FOR NOTHING」のみではありますが、ヴォーカルとしてスティングが参加をしております。ドラムスやベースのサポート・メンバーってどういう関わり方をしてるのでしょうね。

なんといってもこのアルバムの代表曲は2曲目の「MONEY FOR NOTHING」です。つぶやくように歌うマーク・ノップラーと比較的ストレートに音程をとってくるスティングと対照的な歌唱法の2人なのですが、これが絶妙な絡み方をしてくれます。また指弾きによって奏でられるマーク・ノップラーのギター・サウンドもいい味を出してくれています。その他に個人的に好きな楽曲が4曲目の「YOUR LATEST TRICK(愛のトリック)」です。ブレッカー・ブラザーズのイントロが光る切ない大人のサウンドです。

やはり、このアルバムとの出会いは歳を重ねたことがかえってよかったのかもしれません。10代後半の若かりし頃にこのアルバムを聴いていてもピンとは来ないかもしれません。がんばって長生きすれば、またこういう形で過去には聴かなかった作品とめぐり会えるかもしれません。

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The Doors(ハートに火をつけて) | ザ・ドアーズ

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The Doors(ハートに火をつけて)ジャケット今回ご紹介する名盤は1967年にリリースされたザ・ドアーズの「The Doors(ハートに火をつけて)」です。

とても難解な歌詞、そしてギターとオルガンをメインにしたなんとも退廃的なドラッグの香りが漂うサウンドが、ベトナム戦時下当時のヒッピー達に熱狂的に受け入れられた作品、それがこのザ・ドアーズのデビュー作「The Doors(ハートに火をつけて)」でありまして、ファンの強い要望によってシングルカットされた「LIGHT MY FIRE(ハートに火をつけて)」では全米1位を獲得し、日本でも当時大ヒットしたようです。

なんといってもザ・ドアーズの魅力はヴォーカルのジム・モリソン(モリスン表記のものもありますがCDのライナー・ノーツにモリソンとありましたのでこちらを使用させていただきます)のカリスマ性にあります。学校での成績はかなり優秀だったそうで、ヴォーカリストというよりかは詩人として活動に重点を置いていたようです。バンド名の由来もウィリアム・ブレイク著の「天国と地獄の結婚」内の一節をオルダス・ハックスレーという方がメスカリン服用テストを書き綴った著書のタイトルに引用し、そのタイトル「The doors of perception(知覚の扉)」からとったものだそうです。メスカリンというのは幻覚剤で日本では麻薬に指定されております。

1曲目の「BREAK ON THROUGH(To The Other Side)」は第1弾シングルでありますが、ザ・ドアーズがただならないバンドであることを感じさせてくれるロック・ナンバーに仕上がっております。ここでいうところの「other side」は非現実の世界であり、ジム・モリソン曰く潜在意識の側とのことらしいですがきっとトリップしてしまった先の世界なのではないかと勝手に推測してしまうところであります。セカンド・シングルの「LIGHT MY FIRE(ハートに火をつけて)」はドアーズ最大のヒット作にして不朽の名作といわれています。長いオルガン・ソロとギター・ソロが印象的ではありますが、この楽曲の歌詞もなにやらドラッグの香りのするものになっています。X JAPANのギタリストであったhideがソロ活動でカヴァーするなど多くのミュージシャンにカヴァーされています。

そしてアルバムの最後を飾る「THE END」ですが、こちらの歌詞もまた物議を醸すものになっております。歌詞全体的には、ギリシャ神話のエディプス王の話がモチーフなっており、父親殺しおよび母子相姦の内容を持つ歌詞は当時かなりショッキングだったのではないかと思われます。10分におよぶ大作であるためレコーディング時にメンバーのテンションが上がってしまい、1曲を通して満足できるテイクがなかったため、複数のテイクをつなぎ合わされているそうです。

「THE END」のレコーディングでの苦労話にもあるとおり、このアルバムの録音はトラック数の不足から、ドラムとベースとギターは同一トラックに一発で撮るという手法が採用されていたようです。逆に一発撮りすることでこの独特のグルーヴ感が引き出されたのかもしれません。

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LAYLA and Other Assorted Love Songs(いとしのレイラ) | デレク・アンド・ザ・ドミノス

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LAYLA and Other Assorted Love Songs(いとしのレイラ)ジャケット今回ご紹介する名盤は1970年にリリースされた、デレク・アンド・ザ・ドミノスの「LAYLA and Other Assorted Love Songs(いとしのレイラ)」です。

このアルバム今でこそ名盤扱いさえていますが、発売当時のリスナーはエリック・クラプトンの変貌振りにはさぞびっくりしたのではないかと思います。いきなり1曲目「I Looked Away」でのほんわかしたレイド・バックなサウンド、クリーム時代のクラプトンをイメージしていた人にとっては「なんだ、これは!(マルちゃん正麺ではない方のニュアンス)」と思ったに違いありません。このアルバム2枚組なのですが、特に1枚目はこのような傾向が顕著です。実際に当時批評家たちにはこき下ろされ、商業的にもいまひとつだったようです。

ではなぜ今では名盤という扱いを受けているのでしょうか。ここからは私の個人的な見解ですが、まず第一に今やクラプトンどころかロック史において名曲中の名曲である「LAYLA(いとしのレイラ)」が収録されいること、また後々のクラプトンの作品はこのアルバムを原点としてる節があり、アメリカ南部のブルースロックやサザンロックの要素を取り入れてこそクラプトン・サウンドというように、世間の認識が改まったからではないでしょうか。

本作ではオールマン・ブラザーズ・バンドのデュエイン・オールマンがゲスト参加しているのですが、そのスライド・ギターは圧巻で「LAYLA(いとしのレイラ)」をはじめとしてその存在感はあらゆるところで発揮されています。クラプトンはデュエイン・オールマンのギターに魅入られ、正式加入を要請したようですが、どうも断られてしまったようです。

結局、デレク・アンド・ザ・ドミノスは翌年には解散してしまい、グループ名義のアルバムはこの1作になってしまいました。70年にはジミ・ヘンドリックス、71年には本作にゲスト参加したデュエイン・オールマンと相次いでギタリストである友人を亡くし、クラプトンはドラッグに溺れていくようになります。ベーシストのカール・レイドルは1980年にドラッグ中毒で死亡、ドラマーのジム・ゴードンは1983年に母親を殺害し、精神病院に今でも収監されているとのことです。

歴史的な名盤を世に送り出しながらも、人生というものはわからないものです。

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MACHINE HEAD(マシン・ヘッド) | ディープ・パープル

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MACHINE HEAD ジャケット前回のウェスト・コーストAORから一転、今回ご紹介する名盤は1972年に発売されたハード・ロック界では超有名なこの1枚、ディープ・パープルの「MACHINE HEAD」です。

我が家では、スカパー!e2でMUSIC AIRなるなんとも渋い音楽専門チャンネルを視聴することができるのですが、そのチャンネルでザ名盤:「マシン・ヘッド」などという番組を見てしまったもので、久しぶりにアルバムを聴きなおしてみたのです。んー実に粒ぞろい、この曲もこのアルバムに入っていたのかーなどとなんとも感慨深げになってしまったわけであります。

小学生のときに、どうも近所にギター兄ちゃんが住んでいたらしく、よく「SMOKE ON THE WATER」のイントロが聞こえていたものなのですが、当時それが何の曲なのか、どういう楽器で出していたのかもわからなかったのですが、中学生になり、級友の影響ですっかりロック小僧になってしまったときに、初めてその正体を知ることができたわけであります。

そしてとうとうエレキ・ギターまで買ってしまい、リットー・ミュージックから発売されていた「リッチー・ブラックモア奏法」なる教則本まで購入。近所から「SMOKE ON THE WATER」が聞こえていたころには考えもしなかった未来が待っていたのです。

ディープ・パープルを知らない人でも一度は聴いたことがあるだろう「SMOKE ON THE WATER」を筆頭に、「HIGHWAY STAR」「SPACE TRUCKIN'」などディープ・パープルを代表する曲収録されており、70年代を代表するハード・ロックの名盤であることは間違いないでしょう。

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