ケダモノの嵐 | ユニコーン

ケダモノの嵐ジャケット今回ご紹介する名盤は1990年にリリースされた、ユニコーンの「ケダモノの嵐」です。

今回のレビューは悩みました。前作の「服部」もなかなか面白いアルバムだし、しかしこの「ケダモノの嵐」もはずせないなぁというところでです。改めて2枚を聴き比べてみることにしました。特に優劣をつけるつもりではないのですが、結局今回は「ケダモノの嵐」をチョイスすることといたしました。

ユニコーンのフロント・マンである奥田民生は日本のミュージシャンには珍しい独特の世界を持った才能豊かなミュージシャンでありますが、この「ケダモノの嵐」では作詞、作曲は他のメンバーもかなりの部分で担当、それだけではなくユニコーン史上初、メンバー全員がヴォーカルを務めた作品なのであります。奥田民生の出番が減るということはともすればクオリティの低下にも繋がりかねない試みでありますが、ところがこれが驚き、非常にまとまった作品に仕上がっております。この試みが功を奏し、バンド初のオリコンチャート1位を記録します。また、第32回日本レコード大賞ベストアルバム賞・アルバム大賞(この二つの賞の違いがよくわからん)を受賞、本作からセルフ・プロデュースであることを考えるとプロデューサーとしての能力も兼ね備えた恐るべしバンドであります。

ユニコーンというとファースト・シングル「大迷惑」(これがファースト・シングルなんですね)に代表されるようにサラリーマンの悲哀を歌った楽曲が多く見受けられますが、このアルバムにも「ロック幸せ」「働く男」などでその世界観が披露されています。あまり歌詞は重視していないと公言している奥田民生にとってもこのテーマははずせないのでしょうか。

特筆すべき楽曲ですが1曲目でいきなりまさかのウクレレ・サウンド、ライヴにおけるミュージシャンと観客の関係性をラブホテルのカップルに擬えたナンバー「命果てるまで」で早速の奥田民生ワールド炸裂であります。その他にも本格的なロック・サウンドでアルバムのタイトル曲「ケダモノの嵐」、死というテーマをソウル・ミュージックに乗せて明るく歌う「リンジュー マーチ」、事務所の住所が歌詞になっているだけのハード・コアなナンバー「CSA」、ザ・ビートルズの香り漂うサイケデリックなナンバー「いかんともしがたい男」、当時放送されていたフジテレビの番組「夢で逢えたら」でお馴染みの「働く男」「スターな男」などなどバラエティに富んだ楽曲であふれています。ちなみに「働く男」はユニコーン史上最も売れたシングルであります。

このアルバムを聴くと思い出しますねぇ「夢で逢えたら」、いまどき下町物語の「ガララニョロロ」がとても好きでした。

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