PSYCHE(サイケ) | CHAR

PSYCHEジャケット今回ご紹介する名盤は1988年にリリースされたCHARの「PSYCHE」です。

CHARといえば歳がばれますが筆者が中学生時分に「気絶するほど悩ましい」や「逆光線」「闘牛士」などの歌謡ROCK路線でメディアをにぎわせていたのでありますが、どこからか「CHARって本当はギターが上手いらしいよ」という噂が流れてきたものでした。その後一年ほどすると別冊YOUNG GUITARか何かだったと思うのですが、その後CHARの前期の代表曲となる「SMOKY」のギター譜が並み居るロック・ギターの名曲とともに掲載されておりまして、世のギター小僧の憧れとなっていくのであります。

本作はCHARが立ち上げたインディーズ・レーベル「江戸屋Record」にて初めてリリースされたアルバムでありまして、今でこそ販売店にて手に入りますが、当時の「江戸屋Record」は電話通販専門のレーベルであったため、どのようにして購入したらいいのかわからなかった記憶があります。個人で立ち上げたレーベルでしかもクレジットには「PRODUCE AND PERFORMED BY CHAR」とあり、ある意味CHARが何の束縛も受けずやりたいようにやった結果の1枚であり、そのためか今までメインの活動の場としていたJOHNNY, LOUIS & CHARやPINK CLOUDとは一線を画したサウンドとなっております。

ドラムスは9曲目の「ALL AROUND ME」(ドラムスそのものが入っていない)と10曲目の「ENDLESS DREAM」(CHARが叩いていると思われます)以外は、打ち込みっぽく、今聴くと1980年代のサウンドといった感が否めないのですが、その分それまで聴くことのできなった軽やかで爽快なCHARの世界は耳に馴染みやすく、「DAYS WENT BY」や「ALL AROUND ME」などのCHARの中期を代表するナンバーが収録されているなど、粒揃い名曲揃いであることに気付かされます。

特筆すべきナンバーはまず1曲目の「F.U.C.Q.」です。時報の音から始まるインストゥルメンタルのナンバーはいきなりシンセサイザー・サウンドが全開で、新しいCHARの世界の幕開けを感じさせてくれます。リード・ギターとバッキング・ギターの絡みも抜群です。2曲目の「XQZ ME」はチャカポコーンとかっこいいギターの響きから始まり、ホーン・セクション調のシンセサイザーが印象的な非常に軽快なナンバーです。8曲目の「DAYS WENT BY」は一転して哀愁のあるナンバーですが、個人的にもお気に入りの名曲であります。楽曲があまり長くなく聴き足りなさすら覚えてしまうほどです。そして9曲目の「ALL AROUND ME」はバッキングがギターのみの名曲でしばらくの間、ライヴではよく演奏されていたそうです。最後の曲「ENDLESS DREAM」ではドラムスとスラップ・ベースなども披露しています。

あまりマス・メディアに登場しないイメージのあるCHARですが、CSでは「Char meets ???? ~TALKING GUITARS~」なる冠番組があり、その他にもNHKでは「チャレンジ!ホビー めざせ!ロック・ギタリスト」にもちょこっと顔を出していたり、そういえば一時期「さんまのSUPERからくりTV」にも出ていましたね。地味ながら時折テレビにも登場しているようです。

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玉姫様 | 戸川純

玉姫様ジャケット今回ご紹介する名盤は1984年にリリースされた戸川純の「玉姫様」です。

本作「玉姫様」は戸川純名義でのオリジナル・アルバムとしては初の作品となり、多少恣意的なイメージは否めませんが戸川純ワールド炸裂の内容に仕上がっています。この作品が発売された当初、私が在籍していたバンドでも本作は絶大な支持を得ておりました(とはいっても4人)。現在の若い人には戸川純という方はあまり馴染みがないかもしれませんが、そこそこ年齢を重ねられている方にとっては、某シャワー・トイレのコマーシャルで思い出していただけるかもしれません。

このアルバムなんと戸川純のセルフ・プロデュースによるものなのですね。あの独特のキャラクターだけではなく、プロデューサーとしての能力も兼ね備えていたのは驚きです。しかもこのアルバム地味ながらに参加ミュージシャンが豪華なのです。名盤というと大概の作品に顔を出してくる細野晴臣が表題曲の「玉姫様」で曲を提供、5曲目の「隣の印度人」ではなんとコーラスで参加しています。2曲目の「諦念プシガンガ」では当時PINKで活躍していた福岡豊(PINKでは福岡ユタカと表記)がアレンジ、パーカッション、ギター、コーラスを担当、同じくPINKから岡野一(PINKでは岡野ハジメと表記、L'Arc~en~Cielのプロデューサーとしても活躍)がベース、メロトロン、パーカッション、コーラスを担当してます。7曲目の「森の人々」では日向敏文がピアノで参加しております。

1曲目の「怒涛の恋愛」はそのタイトルとは裏腹に、録音レベルも低く非常に控えめなナンバーとなっております。2曲目の「怒涛の恋愛」はアンデス民謡「EL BORRACHITO」に歌詞を付けた作品で、当時PINKの一部のメンバーが参加しているということもありとてもよい民族音楽的ニュアンスが醸し出されております。3曲目の「昆虫軍」は歯科医師の免許を持つアーティスト、サエキけんぞうが率いたハルメンズのナンバーのカヴァーです。4曲目の「憂悶の戯画」はコールユーブンゲン(ミュンヘン音楽学校の合唱曲練習書)の「No.26のC」に歌詞をつけたナンバーです。よくこんなところからネタを引っ張り出してくるなぁと感心してしまいます。5曲目「隣の印度人」は作詞に佐伯健三(通常表記サエキけんぞう)を登用したナンバーです。

私の記憶では6曲目で表題曲の「玉姫様」がLPではB面1曲目だったように記憶していますが、この楽曲は女性の生理をテーマにした細野晴臣作曲によるナンバーです。戸川純はこの楽曲を「夜のヒットスタジオ」で披露しております。7曲目「森の人々」は3拍子のこのアルバムにあっては比較的ノーマルなナンバーで、森の香り漂うほっとさせてくれるナンバーです。8曲目「踊れない」は8 1/2というニュー・ウェイブのバンドのナンバーのカヴァーです。9曲目「蛹化の女」はヨハン・パッヘルベルのかの有名な「パッヘルベルのカノン」に歌詞をつけたナンバーです。

戸川純は最近ではミュージシャンというより女優として活躍しているようで、舞台を中心として活躍しているようです。あらためて経歴を調べてみると「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」などの映画やドラマでは「太陽にほえろ!」の第701話でメイン・ゲストとして出演していたようです。知らなかったなぁ。なんか観てみたい気が…。

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