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Viva la Vida or Death and All His Friends(美しき生命) | コールドプレイ

Viva la Vida or Death and All His Friends(美しき生命)ジャケット今回ご紹介する名盤は2008年にリリースされたコールドプレイの「Viva la Vida or Death and All His Friends(美しき生命)」であります。

このブログでは珍しく21世紀の名盤を紹介するわけですが、本作はプロデューサーにかのブライアン・イーノを迎えて製作された作品であり、流れ的に押しも押されぬビッグ・バンドであるU2を彷彿させる歴史をコールドプレイも突き進んでいるように思われます。U2がブライアン・イーノをプロデューサーに迎えた時と同様に、この「Viva la Vida or Death and All His Friends(美しき生命)」においてもそれまで荒削りなイメージのあったサウンドがより洗練されたものとなっております。また、ディレイなどの駆使によりにより空間的なサウンドに仕上がっている感があるのもブライアン・イーノのプロデュースによるところの影響ではないかと思われます。

本作は2009年の第51回グラミー賞において「最優秀ロックアルバム賞」を受賞、また、楽曲「Viva La Vida(美しき生命)」では主要4部門のひとつである「年間最優秀楽曲賞」も受賞しております。残念ながらノミネートされていた「年間最優秀アルバム賞」の受賞は逃しましたが、本国のイギリスのみならず、アメリカでも非常に高い評価を受けています。日本盤には、このアルバムの価値を損ねるといっても過言ではないボーナス・トラック「ロスト?」という楽曲が最終トラックに追加されています。ボーナス・トラック不要論者であることは日頃から公言しておりますが、このアルバムに関していえば全く許しがたいサービスで、iTunesなどにコピーする際には、ぜひ「ロスト?」というボーナス・トラックはチェックをはずしていただくようお願いいたします。

このアルバム「Viva la Vida or Death and All His Friends(美しき生命)」を代表する曲はなんといってももはやコールドプレイのアンセムといってもいいトラックナンバー7「Viva La Vida(美しき生命)」であります。アップルのiPodのCMでも起用されていた曲でもありますので、コールドプレイを知らなくてもこの曲なら知っているという方も多いのではないでしょうか。ストリングスを前面に押し出した非常に耳障りの良い曲です。また、トラックナンバー8の「Violet Hill」コールドプレイではあまり聴くことのないディストーションの効いたギター・サウンドによるブルージーな作風に仕上がっています。この楽曲はアルバム発売前のリード・シングルとしてフリーで配信されています。インターネット社会の現在は、プロモーションの方法も様々ですね。

このアルバムは、生と死をコンセプトとした作品であるためか、明と暗がかなり曲ごとにはっきりしているように感じられます。最終トラックの「Death And All His Friends(生命の幻影)」では何か悟ってしまったかのような、そんな雰囲気を感じさせる一曲になっております。そしてこのナンバーが一度曲が終わったかと思いきや、オープニングナンバーの「Life In Technicolor(天然色の人生)」と同じフレーズでフェイド・アウトしていきます。そしてまた、同じフレーズがオープニング・ナンバーの「Life In Technicolor(天然色の人生)」でフェード・インしてくることで、生と死が繰り返されていることを象徴しているように感じられます。このアルバムの構成が、「ロスト?」というボーナス・トラックの存在で台無しになってしまうのです。

時はすでに21世紀、今やバンドという形態をとるミュージシャンは世界的に少なくなってきたような気がします(日本は例外的に多いように思いますが)。バンドという形態は、演奏者が固定されているため、そのサウンドそのものがそのミュージシャンの顔になり得ます。コールドプレイもそんなバンドの一つであり今後の活躍が楽しみです。

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