« BREEZIN'(ブリージン) | ジョージ・ベンソン | トップページ | PSYCHE(サイケ) | CHAR »

UNKNOWN PLEASURES(アンノウン・プレジャーズ) | ジョイ・ディヴィジョン

ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

UNKNOWN PLEASURESジャケット今回ご紹介する名盤は1979年にリリースされたジョイ・ディヴィジョンの「UNKNOWN PLEASURES」です。

日本ではあまり馴染みのないバンドかもしれないジョイ・ディヴィジョンではありますが、ニュー・オーダーの前進のバンドであったいえば、なんとなく理解していただけるのではないかと思います。活動期間が短く、アルバムも2枚しかリリースしていません。これはヴォーカリストであるイアン・カーティスの自殺によるもので、残りのメンバーは「メンバーが一人でも欠けたらジョイ・ディヴィジョンの名前でバンド活動は行わない」という約束に基づきニュー・オーダーの名前で活動を継続します。アルバムも評論家からの評価は高かったものの商業的には成功を収めたといえるものではありませんでした。

いわゆるポスト・パンクにカテゴライズされるジョイ・ディヴィジョンでありますが、セックス・ピストルズに衝撃を受けたギター、キーボード担当のバーナード・アルブレヒトとベース担当のピーター・フックを中心に結成されたバンドであったため、結成当初はパンク・ロックの影響が色濃く、演奏はかなり荒削りであったらしいのですが、プロデューサーのマーティン・ハネットにより緊張感と陰鬱さを併せ持つポスト・パンクのサウンドを構築、現在ではポスト・パンクを代表する名盤として語り継がれています。

1曲目の「DISORDER」は軽快なドラム・ワークとベースのリフにコード感のないギターの絡みから構成されたナンバーです。2曲目の「DAY OF THE LORDS」は筆者のツボともいえる雰囲気の楽曲で、イギリスのロック特有の暗さというか肌寒さというか、そんなもの感じさせてくれます。イアン・カーティスのヘタウマなヴォーカルも彼の持つカリスマ性を存分に放っています。3曲目の「CANDIDATE」もベースがリフの役割を演じ、ギターは曲全体の緊張感を醸し出すためか、全くコード感のない演奏になっています。4曲目の「INSIGHT」もこのアルバムが持つ陰鬱さが感じられます。基本的にベースが前面に出るというジョイ・ディヴィジョンが踏襲されています。5曲目の「NEW DAWN FADES」は珍しくギターが前に出た作りの楽曲となっています。

6曲目の「SHE'S LOST CONTROL」はハイ・トーンのベースのリフが前に出たナンバーなのですが、珍しく途中からコード・ワークのギターが絡んできます。このコード進行が意表を突いていて実にかっこいいナンバーに仕上がっています。7曲目「SHADOWPLAY」はこちらも珍しくギターが前面に出たナンバーで、なかなかかっこいいロック・サウンドに仕上がっています。8曲目「WILDERNESS」は1つのパターンを延々と奏でるシンプルなロックです。9曲目は「INTERZONE」はなかなかパンキッシュなナンバーで、ジョイ・ディヴィジョンの原点を感じさせてくれます。6曲目以降ギターが割と前に出てくるのですがLPリリース時のコンセプトなのでしょうか。10曲目の「I REMEMBER NOTHING」はスローでありながらスケールの大きさを感じさせてくれるナンバーです。

全体的に楽曲そのものに起伏がなくハーモニーといった音楽的要素が希薄な作品であるため、ポップスなどを好んで聴いているリスナーの方には、入りづらいアルバムではありますが、その独特の世界観が故、一度はまってしまうと抜け出せなくなるような、そんな緊張感とイアン・カーティスのカリスマ性が感じられます。

Amazonで「UNKNOWN PLEASURES」を見てみる。

ポチッとよろしく!

ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

« BREEZIN'(ブリージン) | ジョージ・ベンソン | トップページ | PSYCHE(サイケ) | CHAR »

洋楽J」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/164322/57337972

この記事へのトラックバック一覧です: UNKNOWN PLEASURES(アンノウン・プレジャーズ) | ジョイ・ディヴィジョン:

« BREEZIN'(ブリージン) | ジョージ・ベンソン | トップページ | PSYCHE(サイケ) | CHAR »

Google

TOWER RECORDS

レコチョク

メールフォーム

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ