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PEARL(パール) | ジャニス・ジョプリン

ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

PEARLジャケット今回ご紹介する名盤は1971年にリリースされたジャニス・ジョプリンの「PEARL」です。

実はジャニス・ジョプリンは本作の制作途中の1970年にドラッグの過剰摂取により亡くなってしまいます。1971年に遺作として本作はリリースされました。偉大なシンガーの遺作ということはそれだけも過大評価されてしまうことが多々ありますが、このアルバムに限っていえばその評価にはまったく文句のつけようがなく、未完の名作と呼ばれるにふさわしい仕上がりになっています。1曲目の「MOVE OVER(ジャニスの祈り)」あたりはジャニス・ジョプリンを知らない人でも聴き覚えのある曲なのではないでしょうか。

彼女の叫びにも似たソウルフルな歌声は、聴く者を圧倒するものでありながらどこか悲哀を感じてしまいます。自分の魂の叫びを誰かに届けたい、そしてそれを理解してもらいたいと彼女が常日頃感じていた孤独と闘っていたのかもしれません。高校時代から孤立しがちであった彼女は、唯一と呼べる友人にレコードを聴かされたのを機にブルースやフォーク・ミュージックにはまっていき、その後進学した大学を中退してシンガーを目指したのでした。その頃からドラッグやアルコールに依存することとなっていくのです。常に孤独感に苛まれていた彼女にとって、ドラッグやアルコールへの依存は必然であったのかもしれません。

さて、本作「PEARL」でありますが制作途中で亡くなってしまったしまったこともあり、5曲目の「BURIED ALIVE IN THE BLUES(生きながらブルースに葬られ)」はジャニス・ジョプリンのヴォーカルは収録されず演奏のみ、8曲目の「MERCEDES BENZ(ベンツが欲しい)」は彼女の靴音だけがバックの仮録音のものが収録されています。「BURIED ALIVE IN THE BLUES(生きながらブルースに葬られ)」については、ジャニス・ジョプリンの歌が聴きたかったと思うのは私だけでしょうか。それとも演奏のみで収録されているところにこのアルバムの持つエピソードが強調されて、作品の魅力が引き立てられているのでしょうか。このあたりは意見の分かれるところではありますが、個人的には彼女の歌声とともにどのようなメロディー・ラインでどんな歌詞がつけられようとしていたのか非常に気になるところであります。

個人的な意見にはなりますが、ジャニス・ジョプリンはまさに最高の女性ロック・シンガーです。時代や彼女の感じていた孤独感などが背景にあったのかもしれませんが、27歳の若さにしてこの才能を失ってしまったことは残念でなりません。ちなみにタイトルの「PEARL」はジャニス・ジョプリンのニック・ネームから名づけたものらしいです。

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ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

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