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THERE'S A RIOT GOIN' ON(暴動) | スライ&ザ・ファミリー・ストーン

ニャン田(にゃんだ)ヒロシの迷言集

Theres_a_riot_goin_on今回ご紹介する名盤は1971年にリリースされた、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「THERE'S A RIOT GOIN' ON(暴動)」です。

このアルバム・タイトルは前回ご紹介した、マーヴィン・ゲイの「WHAT'S GOING ON」への回答であるという説がありますが、根拠はまったくないそうです。また、邦題で仰々しく「暴動」などと付けられいるので、非常に攻撃的な内容であるのかとそうではなく、「THERE'S A RIOT GOIN' ON(暴動)」というクレジットがされている作品は演奏時間がなく、このことについてスライ・ストーンは「自分はいかなる暴動も起こってほしくない」がゆえに表題曲「THERE'S A RIOT GOIN' ON(暴動)」には演奏時間がない旨の発言をしております。(CDだとなぜか8秒の無音状態となっております)

スライ&ザ・ファミリー・ストーンは人種性別混合のバンドであり、イタリア系の白人メンバーが在籍していました。黒人選民思想を抱く人々の中には人種混合のバンド構成を快く思わず、その圧力からスライ・ストーンは薬物に走ったらしく、バンドは崩壊状態になりそういった中でこのアルバムは制作されたらしいです。確かに歌詞やアルバム全体からはイカれた雰囲気や喪失感などが伝わってきます。時はヴェトナム戦争の真っ只中、70年代に夢も希望も見出せない若者たちから絶大な支持を得たのでしょう。

このアルバムは、バンド名義になっているものの大半の曲がスライ・ストーンがオーヴァー・ダビングにより演奏しているらしく、リズム・ボックスを使用した無機的な楽曲も数多く見られます。他のメンバーと収録した楽曲ももちろん含まれていますが、それまで全員顔をそろえてという形ではなく、別々に録音したものを、重ねて作り上げたようです。また、1969年にアップル・ビルの屋上で突然行われたビートルズ最後のライヴとなったルーフトップ・コンサートでは「ゲット・バック」でエレクトリックピアノを演奏していた、ビリー・プレストンも参加しています。この人ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズのアルバムなどにも参加、エリック・クラプトンのバック・バンドのメンバーでもありました。

また、象徴的な星条旗の星が太陽になったジャケット・ワークでありますが、スライ・ストーン曰く「すべての人種の人々」の象徴ということですが、これも単なるドラッグ・ワークかもしれません。アルバムの評価というのは、その国の文化、時代背景それら様々な要素が絡んでくると思えるのですが、そういった意味においても本作はロック史において重要な名盤になるのかもしれません。

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